タイトルなし6

不妊治療ってつらいな、と今になって初めて思いました。

 

お子さんは何人いるんですか?お子さんは何歳?なんて聞かれた日には満面の笑みで、気にしてないですよって顔で「うちはまだ子供いないんですよ~」って言うんだけど、その時の目。あっまずいこと聞いちゃった…の目。それが心に刺さって痛い。

 

聞いた本人はなんの悪気もないんだからもちろん悪くない。

悪いのは私以外の誰でもないんだから。これを自分の中で消化して心の平穏を保ってきていたけれど。

 

「うちはまだ子供いないんですよ~」の「まだ」があることで、言ったほうも言われたほうも救われるのではないかと思っている。

実際その後に続く会話は「そうなの?じゃこれから楽しみだね!」とか「産まれたら忙しくなるから今のうちに夫婦で旅行に行きなよ!」とかがほとんど。

 

それが「うち子供いないんですよ」って言わなきゃいけなくなったら、言ったほうも言われたほうも現実を突きつけられて気まずさ120%増しなのではなかろうか。

 

まだいない、の時期が終わろうとしている。

 

妊娠判定日まであと数日。もし妊娠していてもスタートラインに立っただけ。

結果がどうあれ絶対に誰にも言わないと決めている。

私はつくづくネガティブで面倒くさいやつだなと感じる。

タイトルなし5

不妊治療で得たものなんて何もない。

 

ただ自分を卑下するような醜い気持ちが増えただけのような気がしている。

赤ちゃんができた夫婦に嫉妬なんてしたくもないけれど、心のどこかで嫉妬しているのかもしれない。あぁ情けない。こういうの不妊様っていうんだろうな。

 

少し前までは子持ちししゃもを見て「ししゃもだって妊娠してるのに…」なんて思っていたけれど、今はもっと深い真っ暗なところでうじうじしているような気がする。

 

 

タイトルなし4

自分で決定することが苦手な私に迫りくる難儀な選択。

不妊治療の継続か否か。

 

夫は私より年上。仕事もすごく忙しい。

 

今回の体外受精でうまくいかなかったら終わりをいつにするか決めなければ、と思っていた。

 

そんな中、知り合い(1年半前に結婚。夫婦仲悪い。)から妊娠の報告。

 

今まで芸能人含め何十人も私より後に結婚し妊娠したのを見てきた。でも今回の妊娠報告は自分が不妊治療終了か否かの岐路に立っている分、ダメージが大きかった。

 

どんだけ私は妊娠しづらいんだ。もう諦めろってことか。

夫の前ではいつも通りに振舞っていたけど、お風呂に入っていたら涙が出てきた。

 

不妊治療をはじめて、初めて泣いた。

自分が情けなくて仕方ない。夫のことが大好きでも、先生に手を尽くしてもらっても、どんなに頑張っても私の体はいうことを聞いてくれない。

 

 

タイトルなし3

私は本当の自分の考えがわからない。

 

性格は明るいのか、真面目なのか、どんな服が好きなのか、子供が本当に欲しいのか。

 

さいころから常に母の顔色を見て生きてきた。母子家庭で、どうも母は私のことを嫌っている。別れた父と優柔不断なところがそっくりだから。私の思い込みではなく、姉からそう聞いたので、そうなのだろう。

 

そうやって生きているうちに、自分で決定することが苦手になってきた。

タイトルなし2

いわゆる高度生殖医療というのでしょうか。

 

体外受精、顕微鏡受精をしだしてから通院回数は増え(車で往復4時間)、少しだけ疲れてきた。病院では妊婦さんもいるし、赤ちゃん連れのお母さんもいる。

 

つい最近までは「いいな~」くらいにしか思わなかったのに、36歳ともなると不妊治療の終わりを考えるようになり、私では叶えられそうもない夢を見ているような気持になって、なんだか悲しくなってきた。

 

 

タイトルなし

梅湯が好きなのでume-yuです。

 

36歳、優柔不断な主婦、不妊治療歴7年。

 

仕事が忙しく、本格的な生殖外来に通院しだしたのは2年ほど前から。

 

決定的な原因も無いのだけど、不妊。私より後に結婚した姉もとうの前に出産し、育児最高!子供可愛い!ってなってる。

 

「子供早く産んだほうがいいよ!」「どうして子供作らないの?」「どっちに原因があるの?」「体外受精するべきだよ」「夫婦二人でも楽しくやってる人もいるよね」

 

などなど。言われたら傷つく系はシャワーのように浴びるほど言われたけれど、そこまで気にしていないと思っていたし、悲しくて泣いたことなんかもなかった。